ワークショップの概要

神戸大学建築学科では2024年度から設計基礎B2、B3としてコンピュテーショナルデザイン(CD)に関する科目が始動しました。このワークショップでは更なるデジタル技術を活用した建築デザインの学びを深めるため、コンピュテーショナルデザイン ワークショップを開催しました。本ワークショップは、槻橋先生、水島、藤井先生(非常勤講師AMDLab) の3名で企画、実施し、7名(2年生6名、3年生1名)の学生が参加し、2チームに分かれて設計・模型製作を行いました。

ワークショップの流れ

初回2024/12/12

本ワークショップの概要を説明するとともに、レーザーカッターで効率よく模型を作成するための二次元パッキングGrasshopperプラグインの解説を行いました。

中間講評会

中間講評会ではプレゼンテーション資料とGrasshopperスクリプト画面を用いてインタラクティブにプレゼンテーションを行ってもらいました。デザインロジックへのアドバイスのほか、「どのように製作するのか?」に多くのディスカッションの時間を割きました。

最終講評会

最終講評会では、プレゼン資料、Grasshopperスクリプトに加えてレーザーカッターを用いて製作した模型を用いて行いました。

ワークショップの成果

参加した学生たちは、コンピュテーショナルデザインの可能性や限界を実際の制作を通して体験 し、CGだけでは得られない多くの気づきを得ることができたと思います。
特に、デジタルモデリングの段階では問題なく見えた形状が、実際の組み立てでは成り立たないことがあるなど、「実物をつくることの重要性」 を強く実感する機会となりました。

数値解析を主な研究ツールとして用いている本研究室としては、Computational Design教育を通じてコンピュータに親しみを持ってもらい、活用していってもらえればと思っています。